ものもらいはプールでうつる?原因や治し方、眼科と市販の目薬はどちらがいいのかについてを解説します
実はものもらいはプールなどではほとんどうつりません。
ではものもらいはどのようなことが原因で起こるのでしょうか?
この記事では身近なようで、意外と勘違いされていることの多いものもらいについて、原因や治し方を解説します。
ものもらいはプールでうつる?
ものもらいはプールで他人にうつることはまずありません。
ものもらいという名前からして、誰かからもらってかかるものだと思い込んでいましたが、それは誤解のようです。
それじゃものもらいになっても、プールに入ってもいいんだ!?
残念ながらそれは違います。
ものもらいはたしかにプールで他人にうつる心配はほとんどありませんが、プールの水に潜んでいる細菌によって、ものもらい自体が悪化してしまうおそれがあります。
うつる心配はほとんどありませんが、長引かせたくはないですよね?
ものもらいになった際にはプールや海、大衆浴場などに行くのは控えた方が良いでしょう。
ものもらいの原因は?
ものもらいは、まぶたにある脂を出す線に細菌が感染して起こる病気です。
細菌といっても、プール内や風呂場で感染するのではなく、「黄色ブドウ球菌」や「表皮ブドウ球菌」といった菌の感染でかかります。
これらの菌は普段から、誰にでも常在している菌なのですが、疲れや体調不良によって抵抗力が落ちてしまった状態の際に炎症を起こしやすいといわれています。
食生活や脂肪分のとりすぎ、アルコールを含む刺激物による抵抗力の低下も原因となり得ます。
ものもらいが出来た際には、身体がSOSを出しているんだと認識して、休養をとったり、食生活を見直してみるのがおすすめです。
目に出来る症状なので、原因は目にしかないと思ってしまい、なかなか食生活まで考えがおよぶことはありませんよね?
私もそうでしたので、これからは目を向けるようにしましょうね。
ものもらいは冷やすと治る?
ものもらいは冷やしても治りません。
細菌による目の炎症なので、温めるよりかは冷やした方が痛みも少しは和らぎますが、おすすめではありません。
むしろ、冷やす際に、手やタオル等から細菌が目に入ってしまい、治りにくくなってしまうこともあるようです。
ものもらいの治し方は?市販の目薬でいいの?
ものもらいになったら、眼科に行って抗生物質の目薬をもらい、一切触らないようにするのが一番治りが早いです。
仕事の都合などで、眼科に行くのがなかなか厳しい場合には、ドラッグストアなどでもものもらい用の目薬の販売はありますので、そちらを使用して、同じく一切触らずにいてください。
眼科用の抗生物質の目薬は市販のものとは成分が違うようで、間違いなく効果があるのは眼科で処方される目薬ですので、なかなか治らない場合はなんとか都合をつけて眼科を受診するようにしましょう。
ものもらいで会社を早退したりするのはなかなかに気がひけてしまうのは凄く良く分かります。
しかしものもらいでも場合によっては切開が必要となる場合もあるようなので、やはり早めに受診した方がいいですね。
ものもらいは自然治癒する?
ものもらいは自然治癒する場合とそうでない場合とがあります。
体質によるものもあるようなので、ものもらいが出来ても自然治癒で毎回済ませているという人も中にはいるようです。
しかし、そんないつも自然治癒で治せている人でも、酷い症状が出てしまい、痛みで目が開けられなくなり、眼科に行ったら即切開となったケースもあるようです。
自然治癒といえば聞こえはいいですが、やっていることは放置と変わりませんので、悪化してしまうのはむしろ当然といえるかもしれません。
自分は免疫が強いからと、謎の自信でものもらいを放置するのではなく、市販の目薬を買うか、眼科に相談するか、といった適切な処置をしてくださいね。
まとめ
ここまで、ものもらいについて、プールなどでうつるのか、原因や症状はどのようなものなのかについて解説をしました。
私のようにものもらいがうつるというイメージだった方は多かったのではないでしょうか?
私もこの記事を執筆するにあたって、まずうつらないという情報を得た時には驚きました。
ものもらいとはまた別の目の病気に、はやり目というものがあるようで、それと勘違いされやすいようです。
ものもらいが出来てしまった際には、いつも何もしなくても治るからと放置したりせずに、しっかりと適切な処置をして、早めに治すようにしましょうね。