食洗機用のコンセントがない･遠い場合はどうしたら良い？増設にかかる費用やアース端子について解説します

2023.05.07

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キッチンに新しく食洗機を設置したいとなった際に、コンセントの位置が遠かったり、そもそもちょうどいいコンセントが無かったりでお悩みの方は多いと思います。

食洗機はキッチン家電の中でも非常に消費電力の大きいものですので、食洗機の設置に合わせて、専用のコンセントを増設するのがおすすめです。

本記事では実際に、食洗機のコンセントで悩んでいた方の声を参考に、注意するべきポイントについてまとめて解説しています。

食洗機を購入した後に、コンセントで困ってしまうようなことがないように、ぜひ参考にしてくださいね。

食洗器電源用の専用回路が欲しい

食洗機の電源として最適な位置にコンセントが無い、または遠いような場合には、コンセントの増設がおすすめです。そして食洗機の専用回路を設けるのが理想的です。

ブレーカーを開くと、メインとなるレバーの他にも小さいレバーが複数並んでいますよね？専用回路というのはそれのことを言います。

食洗機は消費電力が大きく、1000wを超えるものがほとんどです。

キッチンにはレンジやオーブン、電気ケトルといった比較的消費電力の大きい家電製品が集中していますので、食洗機が専用回路でないと2台以上を同時に動かした際にブレーカーが落ちてしまいます。

使うタイミングをずらすのであれば問題はないかもしれませんが、キッチンでの家事はとにかく効率を重視したいので、その度にブレーカーの心配をしなければならないとなると、不便に感じることが多いと思います。

日本製の食洗機であればほとんどが100Vの電源に対応していますが、最近では海外製の食洗機も人気があり、製品によっては200Vの電源用に作られているものがあります。

食洗機の対応する電圧とコンセントの電圧が一致しない場合、そもそも動作しなかったり故障の原因となるおそれがありますので、必ず電圧は一致させましょう。

イメージとしては、200Vのコンセントに100V対応の食洗機を接続しても問題が無いように思うかもしれませんが、その場合も故障の危険性が非常に高いので辞めておきましょう。

賃貸などでどうしてもコンセントの増設ができない場合には、延長コードの使用もやむを得ないと思いますが、その際には延長コードが対応出来るW数を食洗機の最大消費電力量が超えていないことを必ず確認してください。

延長コードが対応出来るW数を超えたからといって、即火災が発生するということはまずありませんが、ゼロとも言い切れませんし、それ以前にブレーカーが落ちてしまいます。

延長コードの中にはコンセント口が3つ以上あるタイプの製品も販売されていますが、食洗機の電源を確保する目的のために用意するのであれば一口のタイプにしておくのがおすすめです。

食洗機は水回りの家電製品ですので、アース線を必ずアース端子に接続する必要があります。

これが正しく接続されていないと、故障時などに漏電が発生し、感電や火災などといった重大な事故に繋がるおそれがあります。

アース線の接続は義務付けられていますので、もしアース端子がない場合には工事による取り付けが必要となります。

ここまで解説したように、食洗機の電源用のコンセントというのは注意点が非常に多いです。

水気のある場所で使う、消費電力の非常に大きい家電製品なので、万が一のことがあった場合に重大な事故に繋がってしまう可能性があるためです。

増設が必要となると、もちろんその分の工事費用が発生してしまうため、それは避けたいと誤った使い方をした結果、感電死やマイホームが消失してしまった…となってしまっては元も子もありませんよね。

増設工事の費用を少しでも抑えたいのであれば、複数の工務店に依頼をかけて見積もりを比較すると良いと言われています。

工務店側も自社を選んで貰いたいので、他社に負けないようにと普段より頑張ってくれることが多いからです。

複数の工務店に依頼をすると聞くと、面倒に感じてしまうかもしれませんが、最近ではネットから一括で複数の工務店に見積もりを依頼出来るサービスがあります。

自宅にいながら、カンタンに価格の比較ができるので、1円でも安く増設工事をしたいのであれば、利用しない手はありませんよ！食洗機についての相談も同時にしてみてもいいかもしれませんね。