田んぼにいる海老みたいな生物の名前は?透明や緑の種類や、飼育についても解説します
田んぼにいるエビみたいな生物は、みたいではなく、いろいろな種類のエビです。
それでは実際にどのような種類が生息しているのか、解説していきます。
田んぼにいる海老の名前は?
田んぼにいる海老には何種類かあり、
・ホウネンエビ
・ピントシュリンプ
・ヌマエビ
・スジエビ
などが生息しています。
その中でもホウネンエビはカブトエビの仲間で、春になると田んぼで仰向けになって背泳ぎしているようにも見える面白い生き物です。
ホウネンエビは「シーモンキー」として売られていることもありますので、目にしたことのある方は多いかと思います。
ピントシュリンプは他の田んぼで見られるエビと比べると色が濃く、赤と黒の2種類が存在しています。
頭部にちょんと、点のようなピント柄があるのが特徴で、非常に可愛らしい見た目をしています。
ピントシュリンプはもともと日本には生息していないエビであるので、ペットとして飼われていたものが田んぼに放たれたか、逃げ出したものであるようです。
ヌマエビには数多くの種類があり、黒や赤、青や緑の個体、中には透明な個体のヌマエビもいるようです。
スジエビは名前の通り、スジが入ったような黒褐色の帯模様が入っており、大変わかりやすい特徴を持っています。
田んぼにいる時点で、泥などで体が茶色くなっていることが多いので、パッと見でどのエビなのか判断するのは、少なくとも私には無理ですね(^_^;)
田んぼにいる緑色の海老は?
田んぼで見かける緑色のエビは、「ホウネンエビ」です。
もともとが緑色なわけではなく、食べた緑藻の色素が体内に溜まっていき、体が緑色に見えるようになるようです。
ホウネンエビが発生する田んぼは豊作であるともいわれているので、緑色のエビを見かけたら、今年は期待してもよさそうですね(*^_^*)
ホウネンエビってそういうことか!と、「豊年」に気付くまでにしばらくかかった私は、エビの種類よりも漢字の勉強をした方がいいかもしれません(^_^;)笑
透明なえびは別の種類?
透明なえびも緑色に変色する前の「ホウネンエビ」である場合がありますが、背中に直線の筋が通っている個体は「ヌマエビ」、模様がないものや凶の字のような模様がある個体は「スジエビ」の可能性があります。
ヌマエビであれば何も問題はありませんが、スジエビの場合は凶暴なので、注意が必要です。
黒いエビの名前は?
黒いえびはヌマエビの仲間である可能性が高いです。
個体により色々な色があるヌマエビですが、水槽で飼育を始めるとカラフルな色がだんだん透明に近くなっていくようです。
田んぼのえびは飼育出来る?
田んぼのえびは飼育することが出来ます。
その中でもミナミヌマエビという個体は、性格もおとなしく繁殖も簡単に出来るため、気軽に飼育することが出来るようです。
おとなしい性格のため、メダカなどと一緒に飼育して、水槽内に出来た苔を食べさせることで、水槽の掃除屋さんという、役割にすることもあるそうです。
ただし、市販の水草を入れてしまうと、残留農薬にやられてしまうこともある、とても弱い種類でもありますので、ミナミヌマエビを採集した場所に生えている水草を水槽に入れて飼育するのがおすすめです。
ホウネンエビも同じように飼育のしやすいエビではありますが、メダカなどと一緒に飼育する場合には、体が小さいので餌となってしまうので、別々に飼育するのがおススメです。
いっぽう、スジエビを飼育する際には注意が必要です。
スジエビは他のエビと違い、苔などの植物はほとんど食べずに、小さな昆虫や貝類、ミミズなどの水中にいる小さな生き物を餌としている肉食性が強い個体です。
そのため、死んだ魚や、弱っている魚にも群がって襲い掛かるといった凶暴な面を持ち合わせているので、メダカなどと一緒の水槽で飼育するのは辞めておいた方がいいでしょう。
まとめ
ここまで、田んぼにいるエビについて、種類や飼育方法を解説しました。
意外と色んな種類のエビがいて驚きました。
メダカやザリガニはよく聞きますが、田んぼのエビを飼育するというのはなかなか聞いたことがありませんでしたので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか(о´∀`о)