ペレットストーブで後悔しない為に!本体価格や燃料代・電気代はどれくらいかかる?煙突なしでも苦情が来る可能性についても解説します
ペレットストーブは暖房費の節約になる!
という考えで設置してしまうと、
本体や設置費用、燃料費が
意外と高くついてしまい、
後悔する可能性が非常に高いです。
この記事では、ペレットストーブの設置後に
後悔することのないように、
知っておきたいポイントをまとめて解説しています。
環境に優しいペレットストーブが
気になっていたという方はぜひご一読くださいね。
本体価格や設置価格は高額
ペレットストーブは
比較的大きな暖房器具となりますので、
本体価格はストーブやファンヒーターと比較すると高額になります。
本体価格は平均40万円~60万円となっていて、
さらに設置する際には排気筒という、
煙を外に出すための設備を
取り付けする必要があるので、
設置費用として追加で10万円~30万円は最低でもかかってしまいます。
高く見積もると90万円以上も
かかることになるので、
たしかに価格面としてはかなりネックに感じてしまいますよね。
ただ、「薪ストーブ」と比較すると、
本体価格も設置費用も半分程度となっているので、
費用面がネックで薪ストーブを諦めた人にとっては、
良い選択肢になりますね。
燃料が意外と高く、場所も取る
ペレットストーブは意外と燃料の消費が激しく、
1時間あたりおよそ1kgの木質ペレットを消費します。
朝と晩だけの使用であれば5~8kgの消費、
日中も使い続けるのであれば
10kg以上を1日で消費することとなります。
燃料となる木質ペレットは
10kgあたり500~800円程度で販売されている為、
1日10kgを消費する場合1ヶ月で
15,000~24,000円の燃料費がかかる計算となります。
いっぽうで電気代に関しては、
熱を生み出す作業を電気が行うわけではないので、
着火や風を送る程度の稼働となり、
ファンヒーター等と比較すると安くなります。
省エネを目的にペレットストーブを導入したが、
逆に暖房費が高くなってしまった。
という後悔をしている人も多数いましたので、
暖房費を節約するという目的には向かないのかもしれませんね。
排気筒の場所次第では苦情に繋がる
ペレットストーブは、
薪ストーブと比較すると少なめではありますが、
稼働時に煙が発生します。
排気筒によって外に出されるので、
家の中に充満するということにはなりませんが、
煙がお隣の敷地内に入ってしまうことで、
苦情に繋がってしまうこともあるようです。
いくらペレットストーブの煙が、
害の少ないものであったとしても、
外を見た際に煙が常に見えていたら嫌だと思いますし、
洗濯物にも匂いが染み付いてしまいますからね。
ペレットストーブを設置する際には、
隣人トラブルにならないような、
排気筒の位置をよく考えることをおすすめします。
補助金の対象となる
ペレットストーブは、
自然環境に優しい暖房設備となりますので、
地域によっては補助金の対象となることがあります。
設置の際に10~20万円の
補助金が出る自治体もあれば、
燃料費に対して上限付きで
補助金を出す自治体もあり、
内容はそれぞれで違っています。
寒冷地に限らず、東京や、九州の自治体でも、
補助金制度が採用されている地域がありますので、
設置を考える際には、住んでいる地域の
補助金についても一度調べておくのがおすすめです。
寒冷地やお洒落の演出におすすめ
ペレットストーブはもともと、
寒冷地向けの暖房器具ですので、
家中をじんわりと暖めてくれる、
消したあともしばらく暖かさが残るという特徴があります。
火力の調整が出来るタイプのものもありますが、
基本的には強めの火力となりますので、
少しだけ暖めたいような場合には
少々火力オーバーに感じることもあるかもしれません。
私は寒冷地に住んでいるので、
本格的な冬になればどんなに火力があっても
困らないのを身に染みて理解しています。
その為どちらかと言うと、
大きな火力を必要とする、
東北や北海道にお住まいの方におすすめできる暖房器具といえます。
また、ペレットストーブは
見た目も非常にオシャレなものが多く、
さらに火がゆらゆらと揺れている様子を
見ることが出来るので癒し効果もあります。
オシャレな部屋作りを目指している方は、
インテリアの一部としても楽しむことが出来そうですね。
ただ、一度設置したペレットストーブは、
寒い季節が終わったとしても
基本的には設置したままで、
移動や撤去の際には業者を呼ぶ必要がありますので、
季節ごとにレイアウトを変えたい人はご注意くださいね。
まとめ
ペレットストーブは環境に優しく、
見た目もお洒落なので
憧れている人も多いと思いますが、
意外と燃料費がかかり、
煙の排出もゼロではないので、
認識を間違えると後悔してしまう可能性が高いです。
その分、寒冷地の暖房器具としては、
非常に活躍が期待出来ますし、
お部屋のインテリアとして
上手く配置することが出来れば、
自慢のリビングになることは間違いありませんので、
しっかりと計画を立てた上で、
後悔のないように設置を検討してくださいね!