お盆のお供え料理でそうめんはいつ送るのが正解?飾り方や処分の仕方、いつからいつまで飾るのかを解説
そうめんに限らずお盆のお供えものは、お盆期間である8月13日~16日にお送りするとされています。
その期間中ずっと出しっぱなしにしておくのではなく、ご先祖さまの食事が終わったら、下げて皆で食べるというのが一般的なようです。
この記事では、お盆のお供えものについて、そうめんに的を絞って解説をしていきます。
初盆などで、何をどう飾ったら良いのか分からない場合には、参考にして下さいね(*^_^*)
お供えのそうめんはいつからいつまで飾る?
お盆にそうめんをお供えするのは8月13日~16日といわれています。
また、東京・横浜・金沢・函館・静岡などの一部地域ではお盆の期間が7月13日~16日とされているため、そうめんもこの期間にお供えすることになります。
一部の地域ではお盆の期間がそもそも違うというのは驚きでした。
でもたしかにお墓参りに行ったりすることを考えると、夏本番の8月のお盆よりも、7月のお盆の方が多少は涼しくて良いかもしれませんよね。
ちなみに、お盆の期間というのは13日~16日で固定されているため、「今年のお盆休みはいつだろう?」と疑問に思う必要は無いようです。
お供えのそうめんは毎日変える?
お供えのそうめんは基本的には毎日変えましょう。
そもそも、ご先祖さまの食事時間は一瞬とのことなので、出しっぱなしにしておく必要は無いようです。
法要があるのであれば、それが終わったら下げて、皆で食べる。
法要が無いのであれば、皆がお線香やお参りを済ませたら、同じく下げて皆で食べる。というのが正解のようです。
明確な基準があるわけではありませんが、目安としては1時間くらいと考えて良いでしょう。
そうめんのお供えの仕方は?
そうめんをお供えする際には、茹でずに束のままのものを盆棚に飾るというのが多いようです。
また、ご先祖さまはお客様と同様の扱いとなりますので、普通に食べられるようにめんつゆやお箸、薬味などを準備するのもマナーのようです。
これはお盆のそうめんに限らず、お仏前へのお供えものは全てすぐに食べられるようにするという考え方からされているようです。
この考え方から、茹でたそうめんをお供えする家庭もあるようなので、必ず茹でないそうめんの束をお供えしないといけない、という絶対的なルールはないようです。
初盆で、何をどうお供えしたらいいか分からないという際には、一般的にいわれている茹でる前のそうめんをお供えして、家や地域の伝統があるのであればそちらに従ってお供えをするのがいいですね。
私はそうめんが大好きなので、お供えされる側になった際には、茹でた状態のそうめんに、薬味としてネギとワサビが用意されていたら嬉しいかもしれません(*^_^*)
お供えのそうめんは食べる?処分の仕方は?
そうめんに限らず、お供えとしてご先祖さまに食べて頂いた食べ物は、下げてから皆で食べましょう。
あまりにも傷んでいたり、異臭がするのであれば無理に食べる必要はありませんが、そもそも、傷んだり異臭がするまでご先祖さまに備え続けるというのがNGな行いなので、気をつけましょう。
食べる際にはご先祖さまに手を合わせて、いただきますと一声かけてからいただく、というのがマナーです。
私も子供の頃に、ご先祖さまにお供えされたお菓子がどうしても食べたくて、小さな声でいただきますと言って、こっそり食べたことがありましたが、意外にもマナーとしては正解だったんですね(^_^;)
そうめんをお供えする意味は?
お盆にそうめんをお供えする意味は、地域や宗派によって異なりますが、一般的に
「幸せが細く長く続くように」
という願いが込められていると言われています。
細く長くというイメージにそうめんはぴったりですし、お盆の時期を考えても適切な選択肢がそうめんといえますね。
また、地域によっては牛と馬(なすときゅうり)に荷物を積む際のひもとしてそうめんをお供えすることもあるそうです。
なすときゅうりはご先祖さまが行き来する際の乗り物と言われているので、その際に荷物を運びやすいように紐を用意する。
実際にその光景を目にすることはありませんが、なんだか胸があったかくなる話ですよね。
おもてなしをされたご先祖さまとしても、ここまでの用意がされていたらきっと嬉しいに違いないですよね(*^_^*)
まとめ
ここまで、お盆のお供えものの中で、そうめんについてを解説しました。
お盆に限らず、こういった作法やマナーに関しては、地域や宗派によって大きく違いがあることもありますので、この記事で解説した限りではありませんが、多くの地域では解説したような方法でそうめんをお供えしているようなので、やり方に困った際には参考にしてみて下さいね(*^_^*)