安全地帯の標識の意味は?徐行しないとダメ?由来についても解説します
安全地帯の標識がある地帯には、車両は侵入してはいけませんし、付近への駐停車も禁止されています。
あまり見かけることの無い標識ですが、どういった意味があるのか?
この記事では安全地帯について解説しています。
安全地帯の標識の意味とは?
安全地帯では車両は通行することが禁止されています。
安全地帯内への駐車はもちろん禁止ですが、左側部分及び側端から前後10mも駐停車禁止とされています。
また、近くを通行する場合、安全地帯内に歩行者がいるのであれば徐行しないといけません。
安全地帯の標示とは何が違う?
安全地帯の標示(道路上に白と黄色の枠で標示されている島のような地帯)と標識は意味に違いはありません。
安全地帯があることを示すのが標識で、安全地帯の範囲を示すのが標示という認識で問題ないでしょう。
安全地帯はなぜ設置されているか
安全地帯は路面電車の乗降客が乗り降りをする際の安全確保のために設けられています。
考え方としては駅のプラットホームと同じ認識となりますので、自動車が侵入してはいけないというイメージが持ちやすいかと思います。
また、あまり見かけませんが、広い道路の横断歩道で中間に設置される安全地帯もあります。
これは横断中の歩行者の安全を確保するものですから、同じく自動車が侵入してはいけないのには納得が出来ると思います。
横断歩道の幅が広いと、高齢者や足に怪我をされていて歩行が困難な場合に、渡りきれないといった問題が発生すると思いますので、その為に設置されているようです。
私はまだ安全地帯の標識や標示は見かけたことがありませんが、これは高齢者には優しくないな、と感じるような広い横断歩道であればいくつか見たことがあります。
基準があると言われたらそれまでですが、個人的にはもっと設置されてもいいのでは、と思いますね。
安全地帯では自動車は徐行しないといけない?
前章でも触れましたが、安全地帯の付近を通行する際、そこに人がいるのであれば、自動車は徐行しないといけません。
安全地帯は道路の中央に島のように設置されており、そこには歩行者や路面電車の乗降客がいます。
いくら安全地帯に侵入しないからといって、そのすぐ横を猛スピードで車が通行していったら、どう考えても安全ではないですよね(^_^;)
横断歩道であれば馴染みがあるので、その付近で徐行する方はほとんどだと思いますが、この機会に安全地帯を見かけた際にも、必ず徐行をするという認識をつけて下さいね。
私もそうですが、多くの方は教習所で習った際に見かけたのが最後の記憶となると思います。
標識自体も、青の背景に白のVマークのようなものなので、他の黄色や赤の背景の標識と比べると、危険さが少ないような気がして、別に通行や駐停車をしても問題の無い標識なんじゃないか、と勝手に判断してしまうこともあるかと思います。
私だったら、この記事を書く前に安全地帯の標識に出会っていたら、そう判断していたかもしれません。
同じような方は少なからずいると思いますので、この記事をきっかけに、覚えておいてくださいね。
安全地帯の標識の由来は?
安全地帯の標識の由来は、安全地帯の形そのままです。
道路の中央部に安全地帯があるから、その左右どちらかに避けて通行してね、という意味合いで間違いないと思います。
まとめ
ここまで安全地帯の標識や標示について解説をしました。
なかなか見かけるものではありませんが、やらないといけないことは非常にシンプルで、「車は通行禁止」で「人がいれば徐行」というだけです。
歩行者や路面電車の乗降客にとっては、車は来るはずの無いスペースだという認識から、危険に対する意識が薄れてしまう場所だとも思います。
そういった方々との事故を起こさない為にも、運転者の方々には頭の片隅に、この記事で説明した内容を置いておいて欲しいと思います。